この記事は
・「同じことを数分ごとに聞かれて気が狂いそう」「自分で散らかすくせに片付けなくてイライラする」「付きっきりでないと何をするか分からない」など同居介護がしんどい人
・役所や警察から「お宅の親御さんが・・・」と連絡が来てどうしたらいいか分からない人
・「ちょっとウチでは難しいですね」と断られ施設探しが難航してる人
上記の場合の施設探しについて、介護士歴7年の当サイト管理人のナツメが解説しています。
どの施設を選ぶか
軽度の認知症は介護度1〜2と認定される場合が大半で、費用が安い特別養護老人ホーム(介護度3から入居できる)は選べません。
・グループホーム
・サービス付き高齢者向け住宅
この2つの種類に絞って施設を探してください。
入居後も日用品の補充や通院介助をする必要があるため、あなたが無理なく面会に行ける距離で選ぶことをおすすめします。
施設見学の注意点
建物や設備は劣化するし、経営陣や現場の介護士は入れ替わるので、施設内を隅々まで見る必要はありません。
・面会の制限はあるのか
・親の体調が悪くなった時の対応
・外出制限などで自分が親の細々とした事ができなくなった時どこまで対応してくれるか
これらの他、あなたが気になることは全部聞いてしまいましょう。
遠距離介護の場合、一人暮らしが安心安全に出来ないのが問題となります。特に不安なのは以下の3つ。
・徘徊(出かけていつもの帰り道すら分からなくなり迷子になる、子供の頃の家に帰ろうと彷徨う)
・お金の支払い(同じものを沢山買う、訪問セールスに言われるまま要らないものを買わされる、公共料金の支払いを忘れる、広告のチラシで定期便に何でも申し込む)
・火の不始末(レンジで長時間温めたりとオール電化でも油断できない)
通常であれば通いのヘルパーを頼みますが、政府の方針やコロナ禍の影響でヘルパー事業所はどんどん倒産しているのが現状です。
ヘルパーは入居までのつなぎ程度にお願いして、早めの施設探しをおすすめします。
同居介護で施設入居を希望していて、ケアマネジャーに「この状態ではホーム入居は難しい」と言われている人は、自分で探すしかありません。介護施設は13種類もありますから、どんな状態でも親が入居できる施設はあります。
住み慣れた家を離れるのは認知症患者にとって「自分の家じゃない」と徘徊する可能性大ですが、警察から「お宅の親御さんを保護したんですけど・・・」と連絡されるより断然マシ。
最初はこまめに面会に行って「ここにいれば家族が会いに来る」と精神の安定に努め、他人との共同生活に慣れるよう職員さんと見守ります。
話し相手がいたり、分からない事が聞ける人がいたり、ちょっとした手伝いをお願いできる相手がいたり、一人暮らしの時より快適な生活ができると分かれば「帰りたい」と言わなくなってきます。
同居を求められたら
心細さから「一緒に暮らしたい」と言われたら、「私にとってお父さんorお母さんは良い親だったから、衰えを目の当たりにしたら上手く折り合いつけられなくて虐待する自信がある。一緒に暮らすのは嫌だな」とハッキリ伝えてください。
介護虐待は、不満の積み重ねが理性のストッパーを外すことです。
自分が子供の頃は不自由なく育ててくれて尊敬の対象だった親が、認知症のせいで堪え性がなく好き勝手にして迷惑ばかり掛けてくる。
仕事で疲れて帰ったら、「どこにしまうか分からない・自分がやったんじゃない」と言い訳して散らかしっぱなしな家・・・一緒に暮らしてると逃げ場がないのを知ってるから、私は自分の親が認知症になっても同居は絶対にしません。


