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介護施設にいる親が虐待されないか心配な時は『電話』をかける【会話テンプレートあり】

令和の介護情報

この記事では

昨今の介護虐待に関するニュースで「施設入所している自分の親は大丈夫かな?」と不安になった

上記の人に向けて、介護士歴7年のナツメが解説しています。

介護士で殴る奴は、家族が頻回にコンタクトを取る利用者をターゲットには選ばないので(バレやすいから)、虐待防止には家族の面会が一番効果的です。

コロナなど感染症で面会が制限されている時は、電話をかけて親の近況を尋ねるのも有効なのでぜひお試しください。

この記事を書いた人
ナツメ

横浜市(関東)→仙台市(東北)に出戻りした婦女子/派遣介護士(歴8年)を中心に複業している個人事業主/薄給のため親に「まじで金がないので介護が必要になったら書類手続きしかできない、すまんな!」と宣言済み

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電話をかけるタイミングに注意

ニュースで報道されないだけでクラスターが起きている介護施設は多いので、電話をするタイミングには気をつけてください。

SNSで『介護 夜勤』で検索すると、低賃金で過酷な労働をしている現場の愚痴が出てきます。クソ忙しい時に電話しても丁寧な近況報告は聞けないので、最初は以下の時間にかけてみましょう。

公共ホームの場合
(特別養護老人ホーム、ケアハウス)

『14~15時(午後2~3時)』
昼食後の排泄介助が終わって、おやつが始まるまでの空白時間です。

民間ホームの場合
(サービス付き高齢者向け住宅、グループホーム)

『16~17時(午後4~5時)』
入居者がデイサービスから帰って来る前の空白時間です。

会話テンプレート例

最初の言葉

「××室に入居している××の(娘or息子)の××と申します、いつも(母or父)がお世話になっております。最近面会に行けてなくて、(母or父)の様子を伺いたく電話しました。今お時間大丈夫でしょうか?」

・ホームによっては事務所につながる番号もあるため、その時は「できればお世話いただいてる介護士さんに話を伺いたいのですが」と代わってもらえるか聞く。

・クラスターの対応で忙しいと言われたら「経過などはホームページでお知らせしますか?」と収束まで待つ。

・介助などで断られたら「10分でもいいのですが、今日はお忙しいでしょうか・・・かけ直しても大丈夫な時間があればお聞きしたいのですが」と交渉する。

大丈夫なら電話続行です。

現場から伝えたいことがあれば向こうから近況を話し出すので傾聴し、聞きたいことありますか?など返されたら「何も分からんからそれを聞いてんだよ!」と思わずに親の状況を聞き出しましょう。

・夜は眠れているか
・便秘の訴えはないか
・認知症にならないか心配している
・歩行はつまずいたりせず出来ているか
・固いものを食べづらそうにしていないか
・他の入居者とトラブルなど起こしてないか

「たまにふらつきながら歩行している/残便感があるようだ/寝入りが悪いようで起きてくる時がある/おかずが大きくても箸で小さくできずに飲み込み辛そうにしている」など、不安になる返答があっても慌てずに。

「それは大丈夫なんでしょうか?/通院の時に聞いた方がいいですよね?/対応をケアマネさんに相談した方がいいですか?」と具体的な意見を引き出せるよう疑問系で聞き返します。

一通り聞いたなと思ったら、世間話はしないで電話を切り上げてください(人不足の現場を分刻みでこなしている所が大半なので)。

電話の締めに確認すること

「いつも(母or父)を見てくださってありがとうございます。また近況を聞きたくて電話するかと思いますが、この時間にかけても大丈夫でしょうか?」

タイムスケジュールは入居しているホームごとに微妙に違うので、かけても大丈夫な時間を毎回確認すること(介護士ごとに「大丈夫な時間」が変わる可能性があるため)。

介護士の倫理観と理性によるブレーキは過去最悪に機能しなくなっている

2022年に「介護度1~2を保険の対象から外す」(審議は見送りになったが将来的に保険額は減ると言われている)と政権が発表し、この範囲で収入を得ているデイサービス事業所などの倒産が現実的になっています。
厚生労働省の介護保険最新情報を見る

この発表は

・一番介護が大変な歩く認知症の高齢者を見捨てる(軽度認知症は、行動は異常だが歩けるなら介護度1~2に認定される事が多い)

・デイサービスやショートステイを利用してギリギリで在宅介護をしている人を見捨てる(デイサービスは上記の範囲で収入を得ている事業所で、おまけにコロナ自粛で経営悪化しているので企業努力では持ち堪えられない)

これらを意味しています。

ただでさえ薄給でキツい仕事をこなしている職員のモチベーションは過去最低、コロナウィルスの対応で過労も極まり、倫理観と理性のブレーキが働かなくなっています。

介護施設なら「利用者と職員」、在宅介護なら「親と子ども」の、閉じた空間になることで虐待が起きやすく発覚しにくい環境となります。

外部からのコンタクトを途切れさせないなど現状できることをやって、あなたの親御さんを見守りましょう。

電話でも面会でも、現場の職員はいつも疲れてるので「ありがとう」の言葉をぜひかけてみてください。我らは単純なので、自分を労わってくれる人の大切な人にはそれまで以上に優しくなれます。

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